市民向け傾聴講座(基礎編)

・日時   2月4日(土)午後2時~

・場所   安佐南区地域福祉センター

・講師   広島いのちの電話理事・臨床心理士 樋口 啓子先生

 

傾聴とは・・・黙って聞くことではなく、相手が言わんとしていることが伝

       わっていること。

 

カウンセリングの基本原理・・・人は誰しも成長したい、良くなりたいとい

       う思い、治癒力を持っているので、その人に解決力がある。

       なので私達はその人をちょっと助けるだけ。如何に共感力を

       身に付けるか。共感とは、自分と真反対の価値観であっても

       そのまんまその人の言葉を受入れる。自分の価値観を放り投

       げ、相手の鏡になる。

広島市では昨年、二百数十名の方が自殺。交通事故死亡者数の10倍。

全国では14年連続で年間3万人を超えている。

いのちの電話では死のうとする人を思い止まらせるには傾聴しかない。

辛い気持ちを誰かに投げかけられることが自殺防止に繋がるので、先ず、‘どうしたん、何かあったん’と一言聞いてあげることが大切。

うつの人は真面目で几帳面な性格なので、  ‘がんばりなさい’は禁句。益々落ち込んでしまう。‘よく頑張ったね’と過去形で声をかけてあげるのがいい。

 

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